6/8
 朝、起き出すと、お母様が出掛けるところだった。カメラ貸してーと言われて寝ぼけた頭でオッケーする。
 送り出してから、そのカメラに入っているフィルムは香港で使っていた物で、撮りきっていないということに気が付いた。現像に出すの遅れちゃうなぁ。お母様の行き先は南米らしい。遠いって。

 大学の帰りに難波の大きな本屋さんによって、日本にいない間に出た新刊のチェックをする。
 いっぱいあって嬉しい。小説を三冊と、エッセイ一冊、それから『こち亀』の最新刊を買う。(家の本棚のことは考えていない)

 買い込んで機嫌良く帰る途中、『ぼてじゅう』が「特製わらびもちサービス中!」の張り紙を出していたので、引き寄せられるように入る。香港のようにガンガンにクーラーが効いていて震えながら、豚玉の焼き上がりを待った。美味しかった。作戦なのだろうか。

 歩き慣れた街と、嗅ぎ慣れた街の匂いと、行きつけのお店と味って、幸せだ。
 だから、記憶喪失にはなりたくないなって思う。


 昨日鋏を落とした足の傷は、一応表面は乾いたようです。滅多にない機会なので、何日で治るのか観察してみる予定。


6/9
 今日もミナミへ出掛ける。また、本屋さんでうろうろする。本屋さん大好き。棚や新刊の配列なんかが好みの本屋さんの居心地の良さは、何にも勝る。
 ふと人恋しくなってかいりちゃんにPメールすると、既にアポありとのこと。なんだか淋しいので、ふらりとロッテリアに入り、買った本を読む。

 大塚英志の『サイコ』が面白くて、ミラノサンドセットを食べ終えてからも時間を掛けてアイスティーを飲み、すっかり長居してしまった。大塚英志よりも白倉由美が好きなのだけども。今まで読んだ大塚英志の本で一番面白く感じた。この本がスニーカー文庫から出ているというのがまた一興。講談社ノベルズ(&宇山さん)発行だったら、意外性はなかったかも知れず。
 ひらのあゆの『星のズンダコタ』2巻を帰りの電車の中で読み、家に帰ってから横山信義の『東京地獄変』上下巻を読む。お風呂の中では青木光恵の『急戦法まことスペシャル』を読む。
 どれもこれも大当たりで幸せ。

 上に書いた本+更に数冊を、『milk』の小さなバッグに入れて歩いていたものだから、キャミソールドレスからむきだしの腕にはすっかり赤い型が付いてしまいました。ありゃりゃん。
 物を書きすぎて右肘の骨が露出した某文豪のようにはなりたくないと思いつつも、私の両手の小指は片手で本を持って傷めないようにページをめくるために変形しています。
 けれど、これから先も、後悔はしないでしょう。


 足の傷ですが、予想外のことに、乾き始めてます。周辺の腫脹はまだ見られず。もしかして私、気付かないうちに傷の治りが早い体になってたのかしらん!? そんなことはないか。


6/10
 家から出ずに過ごす。朝寝、昼寝、夜寝(それは当たり前)で睡眠時間過剰摂取である。でも首筋の筋肉が痛い。寝過ぎね。

 こう、妙に劇がかった夢ばかり見るのは、人と接していないからかなー。
 昨日だか一昨日には、「おいていかないでー!」って泣きながら目覚める夢を見たよ。恥ずかしい。かっこわらいでもつけなきゃ、格好が付かないわん。
 だが、なかなかに面白いストーリーの夢だったので、容赦なくスケッチブックにメモした。良いぞ私の集合無意識、寝ている間にもネタを作ってくれるとは。
 自分の集合無意識って信頼しています。
 本屋さんのありそうな場所に勝手に足を向けてくれたり、TRPGのマスタリング中に勝手にアドリブで話を進めてくれたり、便利です。解離性同一性障害ではないと思う。多分。

 悩んでたカメラ、買うことにしました。α-sweetにするつもり。EOS-Kissのあからさまな対抗機というのが気に入りました。明日にでも見に行こうっと。

 足の傷はあろう事か、塞がっているように見える。がーん。(予想外に治りが早いのにショックを受けている) でもここからが治り遅いような気もする。


6/11
 夕方、さあ、ミナミにでも出掛けるかなーと思った時に、電話が鳴る。
 ちゃんからだった。久しぶり〜、と盛り上がって、ミナミで会うことになる。
 履いていたジーンズを、香港で買ったワンピースに着替えて、スニーカーじゃなくサンダルを履いて、ミナミへと。
 少し遅れて待ち合わせ場所に着くと、そこには、ちゃんと一緒に、ひらめちゃんってあだ名だった、中学の同級生も居る。ちゃんと、ここで偶然に出会ったらしい。凄い偶然。
 会ったの、何年振りかなぁ。ずっと立ち話してしまいました。○○ちゃんが結婚するらしいよー、なんて噂も耳にして、ああ、月日が経ったんだなぁ、って思うことしきり。

うみう「こないだ、駅でぼーっとしてたら、電車の中でこっち見てる一団が居るから、『???』って思って見返してみたら、昔のクラスメート達だったのよー。でもさー、それが、みんなお上品なピンク系のスーツ着てて、髪の毛もブランド物のバレッタとヘアバンドでまとめてたりして、しかも胸にカメリアついてるのよね、これがー! 私、いい加減なロリータ服で、手に買い物袋ぶら下げてたのよ」
ひらめ「あー、わかるわかる、○○ちゃん達でしょー(^^; 想像できる……」

なんて話をしたりなんかして。
 何年振りかにあった彼女は、素敵な女性になっていて、なんだかまぶしかったです。
 それでいて、「お互いに変わってないなぁ」という印象がまず第一だったのが、また嬉しい。

 しかしあの時、カメリアついてるにのは、かなり、ウケた。うん。思い出しても笑える。
(カメリア=椿の造花のこと。私としては、カメリアって言う名前は某ブランドの物にしか使用してはいけないと思ってるんだけども、まぁ一般的名称ということで。)

 その後、TEMを呼び出して居酒屋で御飯を食べる。
 また台湾行こうよ、なんて話で盛り上がりました。
 ちゃんが居ないと、TEMだと、オタクな場所しか行かないのよ〜、なんて言って、ちゃんに笑われる。だって本当なんだもん。
 気のおけない友人と飲み食いするのってくつろげて楽しいですね。ふふ。
 思わぬ一日でした。


6/12
 TEMに借りたVCDの『サイバーフォーミュラZERO』と『同・SAGA』を見る。
 TVでやってた本編をほとんど見ていないながらも、面白い。話の引きが良い感じで、各8話、計8時間分、一気に見る。別のウィンドウを開いて作業しながら見たりもしていたとはいえ、それだけの時間、モニタに向かっていた自分に感心したわ。面白かったです☆
 シリーズの度に、ハヤトは問題を起こし、新条くんは解雇されそうになるのね、とか、レースしながらドライバー同士で会話しまくる上にキュピーンとか音がして画面に白い光が走ると急に知覚が高まるのはやはりニュータイプ(まるしー・ガンダム)なんだろうか……とか、つまらない事を考えながら見てました。ハヤトがレースに戻るシーンには、「あすかには、いつでも会えるから……」とか突っ込み入れたわ。ほほほ。

 ところでSAGAに出てくる名雲さんとかいうゲストキャラのデザインが、『夢幻泡影』の主人公・土屋久遠の設定画に物凄く似ていて、5話目くらいまで気付かなかったのですが、6話目でそう認識した途端に、「うっ……久遠が動いている」と思考がショートしてしまった。
 やー、そのキャラばっかり目で追っちゃって、話の筋解らなくなって、もう一回その話を見直したわ。
 スーツきたやり手のエリート、パーティー会場ではドレスシャツの胸元に花付けて、ワイングラス片手だもんなー、あー、良い物見せて貰ったわ。久遠ちっくで良い。いたいけな少年拐かして利用したり、無理矢理女性にキスしたりするあたりも久遠くさくて良い。誰か止めろの間違った思考を。
 とりあえず、『夢幻泡影』好きの知り合いに見せたら、
「こ、これは確かに、久遠くさい……(^^;」
と好反応を得られたので、ご満悦な私です。
 SAGAの6話目チェックです、静&久遠ファンの人っ!


6/13
 注文していたセーラー服が、家に届きました。
 親が旅行中で良かったと思った。
 そんなものを通販で買っているのは、ばれたくない。いずれ、ばれるのだが。コスプレ衣装専門店でオーダーしたのなら可愛げも有るが、そうじゃないあたりも恥ずかしい。
 このセーラーGETには長く遠い道のりがありました。
 街中でセーラー服着た女学生を目で追ったり、ブルセラのwebページをサーフしまくるなどといった、理想のセーラーを追い求めた日々にもこれでサヨナラです。ああ、嬉しい。
 二本線入り黒地冬用の、「オーソドックスでスタンダード」な筈のセーラー服がどうしての目に付くところに存在しないのだ! と、普通の人はまず一生対面しない問題に苦しんだのも、もう、過去のことです。
 メートル3000円の布に幻惑されて自作しようとして
「制服は厚ぼったくなくてはならぬ。ギャルゲーの制服には裏地がないのか?」
という声に「参りました」と思ったのも、懐かしい思い出です。という訳で、既製品になりました。
 結局、セーラー服専門店から入手したのですが、用意されている既製品のセーラー服は男性向けらしく、どうしても女の私にはウエストなどのサイズが合わない(身長で合わせると、胸囲が120cm(爆)なんて事になってしまうの。手長猿体型なんで、袖丈も足りないし……)上に、黒地黒襟二本線セーラーがないという。
 ところで、男性向けセーラー服の既製品ってなんだ、おい。とか思った。
「これこれのサイズで、着る人は女性です」と見積もりのやりとりをした結果、特注扱いで受注してくれることになった。とても親切な応対で嬉しかった。しかも安くしてくれた。ありがとう。
 商品発送のオプションに、「送り主を個人名にする」「送り先住所を局留めにする」などなどのオプションを選べるという点に、トランスベスタイトの人の苦悩を思う。男性一人暮らしとかだと買いにくいんでしょうね。私なんかは宅配便の送り状に「品名:セーラー服」って書かれても平気だもんなぁ。
 何も言わずにいたら、「中身の見えない梱包で発送」してくれた。品名は「衣類」だった。はは。


 そして今日は、美容院にカット&トリートメントに出掛けるのだった。
「前髪、眉が見えるように短く揃えて下さい」
の指示に、馴染みの美容師さんは不安げな顔をする。今まで、一度もそんな髪型にした事が無かったから。
 ばさっと眉上で揃えて貰う。

 それもこれもみな、明日のコスプレの為。
 『アトラク=ナクア』の比良坂初音のコスプレをするのです。
 くー、頑張るわんっ!
 まずは白くて大きな胸のスカーフと、二本線入りのスカーフ留めと、「姉様には白が似合うから」(まるしー・原画集の小説)と買った造花の百合、の作成をしなくては。要蜘蛛も作らないとなー。

 日記書いてる時間があったら作業しろとも言う……。


6/14
 まぁなんとか、全て用意も調ってですね。コスプレしに神戸国際展示場に出掛けるのでした。

 とりあえず、全力でやったつもりです。


使い捨てカメラだから画質は今一つだけどね。

 TEMの奏子がイケてて嬉しかったです。のイメージしてた制服tの質感だったのさ。
 で、は……まさかセーラー服着る日が来るとは思わなかった、とだけ。はっはっは。
 だが、会ってすぐに
「……うみうさん……制服……?(^^;」
と言った、約2名。
 本人もトホホと思ってるんだから言うな! わーんっ。
 初音様だからやったんだよぅ。実際年齢は3桁の、人外のキャラなんだよぅ。……言い訳させろー(^^;

 コスプレ関係のお知り合いは、元作品を知らない人が多くて、「へへへ、気合い入れて前髪切ったー☆」って言ったら「え、キャラの為になの!?」とか言われましたね。そうじゃなきゃ切らないさ。ほほほ。
 作品を知っているらしき女の子達にウケが良かったので幸せでした。ほほ〜☆☆

 今日の笑い話は、色々とキャラクターらしいポーズや表情を撮ろうと頑張って頑張っていて、そこへ知り合いのカメラマンさんが良い指示を出してくれて、一生懸命になっていた時、
「見つめ合って下さい」
指示通りに顔を近づけて、初音らしい、奏子らしい表情をとろうと努力して……
 5秒くらいで爆発した。
 笑いのツボにクリーンヒットして、立っていられず床に手を付く程に痙攣しながら、二人して声を上げて笑った。5分くらい。(ああっキャラクターの夢を壊すような行動をっ)
 しかも吹き出す瞬間にフラッシュ光っちゃってたので、あの写真は抹殺して欲しい。が、多分、凄まじく面白い顔をしていると思うので、見てみたい気もする。
 すみません、私達、なりきって見つめ合えるほどには、初音&奏子の修行が足りていませんでした。

 今日の神戸国際展示場は、かなりの混みようで、コスプレスペースは凄いことになってました。名古屋でイベントが重なっていないので、名古屋の方からも沢山人が来ているみたいだとお知り合いの人に教えて貰う。そう言われると、なんだかいつもは見掛けない珍しいコスプレを沢山見たような気がする……。
 しかし、人を捜すのも大変でした。せっかく会えたのに写真撮らせてもらうの忘れたりしてトホホさ★

 帰りがけに、香港のおみやげを知り合いに渡しながら、立ち話する。
 と、ミホちゃんに誕生日プレゼントを貰った。アランジアロンゾの本だった。「大人の絵本」である。イカス本だった。
 対して、TEMが香港で買ってきたミホちゃんへの誕生日プレゼントは、『香港限定たまごっち』だった。
 ……ジャブとストレートの応酬って感じですかね。
 どうもありがとう〜☆☆
 む〜みんさんにも頂く。嬉しかったので、国際展示場のロビーで、くるくる回る。
 ありがとう〜(^^)/
 嬉しい嬉しい。


 会場を後にし、フィルム(使い捨てカメラを会場で買って撮ったー! コンパクトカメラが今、異国の地だからさ。最初は人様に焼き増しして貰おうと甘い考えで居たんだけど、今日中に見ないと反省点を忘れてしまう、と考え直した)をスピード現像に出し、二人でチェックして反省会をする。
 化粧の色味とか、髪の毛のまとめ方とか、立ち居振る舞いとか、ポーズとか、理想を追求して邁進することを誓う。……今朝も『アトラク』プレイしてから家を出たのに、イメージつかみきれてないんじゃないだろうか私ー、などと反省する。くー、頑張るわー。
 制服のコスプレって、そのキャラクターらしさを出す為のエネルギーを多く必要とする気がする。「衣装に着られる」と言うわけにはいかないものね。なってったって制服だから。(初音様は、あの制服を着ているからこそ初音様なんだけどね。うん)
 ……しかし、また、難しいキャラのコスプレをしてしまった気がする。二人して。


 知り合いのご家族がもうすぐ洋風居酒屋を開くというので、まだ内装中の八尾のお店に行く。開店前にちょっとお邪魔させて貰ったのです。
 どんなお店か全く想像が付かずにいたんだけど、綺麗で落ち着く内装にびっくり。うひゃー、近かったら通うのに。カウンターとか、物凄くお洒落で居心地が良さそうなの。
 そして、試作だというピザを出して貰い、オリジナルのカクテルを作ってもらい、その他、厚かましく過ごさせてもらう。出して頂いた食べ物も飲み物も、どれもこれも美味しかった☆
 結婚式の二次会とかにぴったりの場所だなぁ、と思って「パーティースペースとして使う費用どれくらいなの?」と聞いてみたら、「うん使って、オフ会でもコスパでも良いよ」と言われる。なんでコスプレパーティーなんですか! だが、コスプレイベントの帰りにお邪魔した身では、なんだか反論する資格が無いみたいな感じだわ。くくぅ。


6/15
 夏のコミックマーケットのスペース、無事に取れました☆ 配置は、サークル島端の、お誕生席です。ふふ。丸一年、参加していなかったから、ホッとしたー。新刊出さなくちゃ☆ 


 夜、昨日の写真を送って頂く。
 見つめ合うのに失敗したときの写真なのですが、『期待通りの仕上がり』(紫月さん談)でした。
 凄まじく笑える写真になってるだろうなぁと思っていたら、本当にその通りだった。
 なにせ、写真の中では、奥歯が見える程に笑っていた
 自分の奥歯が写っている写真というのは初めてだった……。
 しかもその後、崩れ落ちて、二人とも壁に手を付いて体を支えていた。
 初音&奏子の格好で、こんなにげらげら笑っててごめん、あの時周囲にいた人。(^^;


photo by 紫月瞳次。
奥歯な写真は、掲載許可出したので、紫月さんとこで見られるかも知れない。
でも初音様ファンは見るな(笑) 夢を壊すから。(^^;


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