| 9/4 やばい。今週は大事な仕事控えてるので体調管理に気を付けていたのに。 覚悟を決めて、受診する。 虫垂炎じゃないかと素人判断で恐れてましたが、その兆候はないみたい。左下腹部に圧痛点があったんだけどなー昨日……(って今日は消えてるんかい!) 扁桃腺が見事に腫れ上がっているので、扁桃腺炎だろうと診断される。 全く気付かなかった……鏡を覗き込めば、脹らんだ扁桃腺に白い斑点が浮いている大変わかりやすい状況でした。 炎症を抑える漢方薬を処方して貰う。 両親とも海外に出掛けちゃってるので、仕事に出掛けた彼氏の部屋で寝る。そのまま起きあがれず、寝続ける。 深夜、高熱で朦朧としているところを帰宅した彼氏に心配されて、救急病院にかつぎ込まれる。 本人は大丈夫だと思ってたんだけど、驚くぐらい額が熱いってのは確かに危険だ。 結局、その病院でも扁桃腺炎の診断は変わらず、「熱は絶対に出るから」と言い渡されて帰宅。熱が出ないと完治しないみたいな言い方だったので諦めて、魘されつつ寝る。 9/5 今週、かなり大事な仕事入ってるんですよワタシ。 金曜までに完治させるべく、大人しく寝る。 ずっと彼氏の家に居候しているわけにもいかないので、夜に車で自宅に送って貰う。更に、アルカリイオン飲料と食料を買い出しに行って貰う。ありがとうありがとうー。 家の中で一人だけだと確かに不安。前に母親が倒れたときは、意識が混濁して、私がタイミング良く帰ってこなかったらそのまま……って状況だったよなー、と思い出すに付け怖い。マメにPHSメールで人に連絡を取ることにする。 ここ数日、体温は37℃〜39℃。目脂と痰は黄緑色。排尿痛もあるし、どう見ても血が降りてる尿。リンパ腺の腫脹と痛み。 扁桃腺炎って甘く見ちゃいけなかったのだな。 (※と、この時は思ってました。結局、扁桃腺炎じゃなかった……) 9/6 自宅は快適。我慢出来なくなっていたお風呂にも入ってしまった。もう何日も入っていなかったのだ。 熱は最高で38.3℃。ちょっとは落ち着いてきた。 ……良く考えたら、この熱の高さで落ち着いたってどういうこと? 人間、大抵の状況には慣れるものだと実感しました。 今日くらいには熱は引くって医者じゃ言われたのになぁ。明後日までにどうにかして下げないとやばいっす。 そして、急に仕事の詳細変更のために明日事務所に来てね、との連絡あり。 ど、どうしよー…… 9/7 事務所で研修やりました。気合いで熱を下げました。 いやちょっと熱出てたんだけど、いつもと変わらない、とディレクターに言われたので、問題無しです。 仕事の内容変更は、いきなり 「明日の展示会で新製品発表のセミナーを受け持って欲しいんだ」 でした。 無茶言うクライアントだ……と思いつつ、原稿作って暗記しました。 でも、まだ雑誌にも載っていない製品の実機触らせてくれたので、別に良いか、とか思ったり。ああ、「○○」なんだよーん、と自慢したいけど自慢できないジレンマ。 ちなみに今日初めて、graffiti文字を知りました。明日にはエキスパートな顔をして製品を操らないといけないので、一生懸命、書取して覚えました。結構カンタンで良いねーgraffiti。 ややこしい依頼なだけに、周囲がこぞって機嫌を取ってくれるので、調子扱いて頑張るぞー。 とか思いながら帰宅したら、熱がぶり返す。 こりゃやばい。 体調不良の旨、事務所に連絡を取る。数日前から、待機人員のチェックお願いします、って連絡は入れておいたんだけど。 「どうにかやりますが、体調が良くないことだけでも連絡しておこうと思って」と伝える。 深夜、彼氏に車で迎えに来て貰う。明日、梅田の展示会場までの距離が、うちからよりも彼氏の家の方が近いので、少しでも負担を減らそうと頼む。 そして馬鹿を言う。 「ねぇ、電気街の方、通るよね?」 そう、明日は、keyのエロゲー『Air』の発売日。きっと今日は、深夜発売目当ての人がずらーっと電気街を埋め尽くしているに違いない! ちょっと見てみたいじゃないか! 予想通りの光景は、何か爽快でした。 高熱に浮かされながらあの騒動を横目で眺め、仕事で行ったことがある店舗の顔見知りの店員さんが列整理してるのに気付いて「大変そうじゃのう」とか思ったりしました。 並んでる中には何人か女の子も居ました。そんなにあの周辺って治安良くないので気を付けてねー、とか思いました。 そして彼氏の家でワタシが寝ている間に、彼氏は、会社の同僚と再度電気街に出掛け、『Air』を買ってたらしいです。 ついでに、OYAKATA(の車)と、ロンリー青木さんらしき人を目撃したそうです(別々に)。後日確認が取れて、面白かったです。 ![]() 彼氏が「おみやげ」と言って私のデジカメで撮ってきてくれた写真。ソフマップザウルス前。これが深夜の日本橋とは…… 9/8 熱、高くはないですが、平熱になってもいません。ワタシの平熱35℃ちょいだしな。 人間、高熱には慣れます。段々平気になってきます。 4日に受診した、中医の勉強もしている医者でハリでも打って貰ってから行こう、と寄って「熱、下がらなかったんですけど」と申し出ると、心配され、尿検査をすることになる。 熱続いたし状態良くないだろうな、と思っていたら、結果は蛋白が+++……いやん。腎臓、相当良くない状態になってるっぽい。腎炎の診断。 絶対安静を申し渡される。……ごめんなさい。絶対、守れません。と心の中でお医者さんと彼氏に頭を下げる。(っていうかこの日記で初めて知るんだろうなー実は絶対安静って言われてたの……ごめんね) 尿検査の結果があまりにもアレだったので、念のため血液検査をすることになる。3日後くらいに結果が出るらしい。 免疫不全っぽい症状が出てるので、この時点で、いくつかの病気は疑いました。 AIDSもね。でも潜伏期間とか色々総合して考えても違う気がするしなぁ。 昼から、梅田ツインビルにて展示会。 セミナー司会も、製品デモも無事にやれました。 でも相当やばかったらしく、心配して巡回してくれていたディレクターの姿にちっとも気付かなかったよ。はっはっは。仕事上のミスはしてないつもりなのですが。 熱のせいで「顔色が良い」って言われた。あれ? 仕事中、テレビ局の横暴振りにむかつきました。 なんでも、デジカメで撮った動画を再生できなくなったからとパニックになり(ニュース番組で流す予定だったんだと)、詳しい人間が居るだろうと近くでやっていた展示会場に押し掛け、「記録メディア内のファイルをデジカメ以外の機器でいじっているから、このデジカメじゃ再生できません」と言われて、展示されていたPCを占拠して再生し、それをテレビカメラで撮影するってローテクな手段に出たらしい。そんなん、自分の会社内でやれ。PCのビデオ出力使えよ。 その上、「音が入るから静かにして!」って、周囲に無言を強要する。 (ビデオが普及していない時代にテレビのスピーカーにラジカセ密着させてテレビ番組をカセットテープに録音する奴みたいなことゆーなー!) 横でデモやってた私は笑顔でこっそり青筋立てましたよ。周辺に集まっていたお客さんはそのテレビ局のクルーに対して罵声発してました。あの場にいた人には、あのテレビ局に対する印象は確実に悪くなったと見た。 テレビなんて見ない人間も多いのにね。 どうも、マスコミに関わってる人間の一部に、勘違いしてる人っているよなー、と思う。良く取材申し込みのメール来るけど、礼儀も何もなってないやつ結構あるもんなー。ちゃんとしてる人の印象を悪くするから困るよね。 ひたすら働いている間に、終了。 ディレクターに、「明日明後日はセミナーがないからどうにかなる、無理せず休んで」と言われる。ハイになっていて、別に平気なのにな……なんてちょっと思ったりもするも、涙が出るくらい有り難い。 ああ。病欠、初めてやっちゃうことになるんだなー。 凄く悔しい。体調管理もキャンギャルの仕事のうちなのに。 この仕事、せっかく任されてたのに。自信もあったのに。 頭下げながら、ぼんやりしてしまいました。 ところで、帰りに同じ事務所の子が私のPHSを見て「あっ……」と動揺したので、「アリスソフトの通販限定ハニーシールがいけないの!? それとも実はこの人もナンジャタウンマニア!? それとも……」と考えていたら、 「それ……うみにん……」 わぁ、まさか、それとは思わなかった。うみにんストラップに反応してたのね。 「うみにん知ってるんですか?」 と聞かれ、 「あ、はい、シューティングゲームですよね……」 と答える。『超兄貴』ですよね、とはなんとなく言いづらい。 その子の続く質問が「何のハードでプレイしました?」う、そうくるか。「PC-エンジンです、自分では持ってなかったんですけど」答えながら眩暈しました。なんでキャンギャルちゃんとこんな話してるの私ー。 更に話が進んで、判明。その子、漫画版『超兄貴』のアシスタントやったことがあるらしい。作者の後輩だったんだそうな。 いやーうけたうけた。 帰りに迎えに来てくれた彼氏にその話をして、作者の田丸さんって『スペースアルプス伝説』も描いてたことを思い出す。 私、愛蔵版買ってるよ、『スペースアルプス伝説』。せっかくだから彼女にその話も出来れば良かったなぁ。 9/9 寝る。今頃、梅田じゃみんな仕事してるんだよなー、と思うと複雑だけど、今は休むのが仕事だし。 かなり回復してきた気がする。 扁桃腺の白い斑点は少しずつ減ってきてるし、食欲も戻ってきた。火に掛けて煮込むタイプのインスタントうどんなんかを食べる。 自宅に戻ろうかと思うんだけど、まだ両親が不在なのもあって止められる。 とにかく体力を回復させないといけない。 9/10 夕方、熱は35℃台にまで戻る。やったぁ。 なんと身体が楽なんだろう。 9/11 医者に行く。血液検査の結果が出たので。 真面目な顔で、検査結果の用紙を渡される。……なんだか生化学検査、とんでもない数値が出ている。ALP、GOT、GPT、γ-GPT、どれもこれも異常な高さ。 「か、肝臓……ですか?」 素人知識で訊ねたら、頷かれる。うわーアル中の人みたいな数値だ…… それから、他にも目立つ異常値を見つける。 異型リンパ球38%。 「あの、これって……」 「白血病の疑いがあると言うことです。早めに詳しい検査をした方が良いでしょう」 血液像関連の詳しい検査をしてくれていて、どれも白血病っぽい結果が出ている。 ぐわーん。頭殴られたみたいなショック。 「とにかくすぐ、大病院で検査して欲しいんですが、どうしましょうか」 とりあえずそう訊ねる。 「知っている病院などはありますか」 「○○病院で親戚が副院長をやっているので……」 医師名簿から連絡を取って貰っている間、隣の部屋で横になっていたんだけど、なんともはや。落ち着かない。 聞こえてくる電話の声から「ALL」って単語を拾って、もう一度、ショックを受ける。ああ、私、本当に、その病気の疑いがあるんだ、って。もしALL(急性リンパ性白血病)なんだったら、今すぐ治療開始しても間に合うかわからない。怖い。 今、ALLは死ぬ病気じゃなくなってきているけど、でも、怖かった。 両親が帰宅していないので、今後の方針も正直、決めかねる。明日、父親が帰国するのでそれから、と断って帰宅。 本当にALLだったらこの24時間がとても大事だったりする筈だけど、本当にどうするか決めかねたのでまずは彼氏に言う。呑気そうなので、何だか悲しくて腹が立ってくる。 「だってこれが、リンパ球の大小不同や骨髄球や単球やらの結果がこうじゃなかったら、他のウイルス感染症とかに決まってるってーとか思えるけど、なんかめちゃめちゃ怪しい結果が出てるんだもーん」 言って、泣く。下手な知識なんか無ければ良かった。 ALLの治療は、髪の毛抜けちゃうし、肌黒くなっちゃうし、外に出られなくなるし、吐き気とかするらしいし、そんなの、嫌だったから。 私、自分の長い髪の毛、好きだったんだなぁ、って意外なところで気付いた。 なんで私が白血病なのよ、全然似合ってないじゃないよ、もっと繊細な人に多い病気のイメージがあったわよ、とか腹が立ってくる。 骨髄液抜いて、白血病細胞が見つかるまでは諦めないわよ、って思った。 とりあえず入院するとしたら必要な物を紙に書き出してみた。 「ゲームボーイ、本、PHS、モバイルギア、はさみ、カッター、タオル、パジャマ……」 ……私、こんな時でもこれが最初に来るか…… とりあえずネタになるかと思ってその紙を取っておくあたり、なんだか余裕がある私。 9/12 父が帰宅。母の帰宅を待っていられない、と医者に頼んで父親を呼び、説明して貰う。 帰国してすぐで疲れてるから、と来ないつもりの父親にちょっと切れる。娘の一大事なんだからちょっと無理してくれー! でも呼ばなくてもよかったなー、って気もした。言ってどうなることでもなし。家族に告知するのなんて、もっと後でも遅くないよな。 紹介状を書いて貰って、明日、大きい病院で骨髄検査その他を受けることになる。 思ったより自分が気丈でほっとする。 9/13 府立成人病センターへ。救急扱いではないので外来でかなり待たされる。 が、いざ診察になり、来院理由を言うと、その後は全てが最優先で物事が進む。 持ってきた検査結果用紙を見た途端に医者の顔色変わるのって精神衛生上良くないね。 生まれて初めて、骨髄液を抜きました。背骨の隙間から、ちゅーっと。局所麻酔してから太い針を腰部に突き刺すのですが、腰椎をガンガンゴンゴンと力業で貫通させる感覚が伝わってきて痛くないとはいえあまりもうしたくはない体験でした。骨髄液抜くときは引っぱられる感じがしますよ、と言われたけど、本気で何か引き抜かれる心地でした。あと、骨髄液を抜くとなった途端にインターンの人が見学に来たので、「それなりに珍しい検査なのかな」と思った次第です。あと血液も一杯抜きました。大病院の看護婦さんは手慣れていて、あまり痛くなくて良いね。 骨髄液を抜いた後は安静にしているのが普通らしいんですが、誰もそう言ってくれなかったので、地下の食堂でうどんを食べてきて呆れられました。 で、結果。 骨髄には異常なし! やったーどんどんぱふー!! 抜いたときにちゃんと色付いてたので、おっしゃー! と思ってたのですが、病変全く確認されずってことで、ブラボー!! 「診断は、伝染性単核球症。えーEBウイルスが……」 「あ、わかります、それだったらいいのになーって思ってたんです!」 ALLとEBMだったらEBMの方が良かった! いやもちろん、EBMだって生命の危機になったりとか、将来胃ガンになっちゃうかもしれなかったりとか、もしかして今も肝臓がスポンジだったりして、とか色々怖いけど。放射線治療や抗ガン剤投与がいらないのが単純に嬉しかった。 診察時間を過ぎてもずっと自分の目で検査結果チェックしてくれた医師に感謝。最初に行った医院の方には診断書送っておいてくれるそーな。 今日、帰国した母に「とゆーわけで、明日、入院するから」と言ったらびっくりしていた。はっはっは。 ところでまめ知識。 EBウイルスってのは、普通、ちっちゃい頃に感染しちゃってるんだけど、大人になるまで感染せずにいた人は、初感染時に重い症状になっちゃうのね。それが伝染性単核球症。他のウイルスでも似た症状になるので、症候群扱いされてる。ヘルペスウイルスとかサイトメガロウイルスとか。HIVも一応、ここに含まれる。 んー、はしかみたいなもんだ(ちょっと乱暴だが)。 で、なんでそんな病気を私が知っていたかというと、 「大人になってから感染する理由はキスの唾液由来が多く、欧米ではkissing deseaseと呼ばれている」 っていうのが面白くて覚えてたからなんですよ。 う、うわーなんか私、そんな病気に罹ったんですかいー! (潜伏期間からいっても感染源がキスじゃないのは確かだけどさー。多分なにかの理由で免疫不全になって、なにかのウイルスでそういう症状起こしちゃったんだろーな……←なにか、ばっかりかい) |
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